竹で洗う

大切な肌と衣服を洗うために

はじめまして。

 小林と申します。横浜市に住んでいます。50歳のときから同業他社で竹炭洗剤の仕事に関わり、今年2020年の3月に独立して「竹で洗う」という竹炭洗剤の製造と販売をするお店を作りました。竹炭洗剤に関わって8年目になります。お客さんからは「たけさん」と呼ばれています。

 竹炭洗剤と聞いてなじみのない方も多いと思います。簡単にいうと、古来、竃の灰で汚れを落としていたことに倣って、竹炭に含まれるミネラルによって皮膚や衣服の繊維などに負荷をかけずに汚れを取り除くという洗浄液です。カリウム、ケイ素、マグネシウムなどのミネラルが界面活性剤の役割をして汚れを皮膚や布の繊維から無理なく、やさしくひきはがしていくんです。木の炭でもよいのですが、竹を使うのは竹に木よりも多くのミネラル成分が含まれているからです。もうひとつ、いま需要がなくなったために放置され、森を侵食する植物として邪魔者扱いされている竹を暮らしのなかで活用したいという思いもあります。

大切な肌と衣服を洗うために

 私がそもそも、この風変わりな洗剤と出合ったのは、横浜市青葉区にあるマザーズという自然食品店の一角で友人が営業するカフェで働いていたときでした。その店の二階で竹炭洗剤を作っている方からサンプルをいただいたんです。それまで外国製のエコな洗剤を使って満足していたのですが、疑いながらも使ってみたのがそのはじまりでした。私は今から28年前、娘に食べ物によるひどいアレルギーがあって以来、食品や日用品を見直して表示された添加物食品について敏感になって、食品の酵素にまつわる栄養学にも関心をもつようになっていましたから体によさそうだと思って使ってみたんです。もともと布好きの私は、服を手洗いすることが多く、つけ置きして水のなかで泳がせるような洗い方も気に入りました。

 水のような透明な液体で、成分はミネラルだけ。洗うときに泡もたちません。それで、あるとき、ためしにお風呂に入れてみたところ、温泉のようにお湯がやわらかくなってとても気持ちよかったのです。お風呂に入れて気持よいなら、洗われるシーツや衣服も気持ちよいにちがいないと思いました。

大切な肌と衣服を洗うために

 それ以来、今日まで10年ほどずっと竹洗剤を使っていますが、食器を洗って手が荒れたなどということは一度もなく、毎日ふかふかした洗い心地の服を着て暮らしています。肌もとても健康です。いい年をして、お恥ずかしいですが、宣伝もしないといけないので申しあげます。「小林さんのお肌がきれいなのは、竹炭洗剤のおかげですか。」とよく言われます。はっきりとは言えませんが、この洗剤を使う前よりもきれいになったので私はそうではないかと思っています。

 竹炭液は熊本の「明るい農村」という竹炭の窯元で作っています。この窯元は竹資源を有効活用するために竹が増えて困っていると連絡があれば、伐って竹炭を焼いています。

 つけ置きして洗う竹炭液の洗剤のほかにも、純石けんを加えて洗浄力を上げたタイプも作って食器も洗うことができるようになりました。こちらは、衣服の襟や袖口などの部分洗い用に使うととてもよく汚れが落ちます。私は洗濯と食器洗いを分けることなくひとつの洗剤で済ませることができることも気に入っています。

大切な肌と衣服を洗うために

「竹で洗う」の竹炭洗剤は、現在、東京・国立市の「まんまる助産院」さんと中央区の「レメディコム」さん、山梨県北杜市にある「やつは」さんなどでお取り扱いをいただいています。また、身近な友人たちにも使っていただいています。聞きなれない名まえの洗剤ですが、もしご興味のある方がいらっしゃいましたらご一報ください。お待ちしています。

竹炭洗剤製造販売所 竹で洗う 代表  小林悦子

竹炭洗剤製造販売所 竹で洗う
代表 小林悦子